toimichi’s diary

思考の整理、のち、趣味

再起可能か

社会で生きる、即ち税金を納め社会の一部として生活するためにお金を稼ぐ必要がある。

しばらくは職場の過労と精神的ストレスから会社で働く生活から身を引いていた。

しかし貯金もそうある訳ではないのでそろそろ定額を稼ぐために会社に所属せねばならなくなった。会社に所属せねばならぬ、というと語弊がある。会社に所属させて頂くのだ。

 

会社で働くことに疲れたけれど、自分で会社をするほどに精神的に強くないことを実感して、それならばまだ会社に所属して生活費を稼ぐ方がマシなのではないかと思ったのだ。そんなわけで明日から一旦普通の会社員として働く予定だ。再起可能だろうか。使い物になるのだろうか。

 

 

最近は意識の高い友人と会うことが多く、やれ自分で事業を起こしている女の人がいる、やれ旦那さんの経済力に頼らずに稼いでいる女の人がいる、という話をひたすら聞かされる。

そんな女の人は本当に強くて素敵だと思うが、自分にはそのような生活スタイルは向いていないなと感じるので、どれだけ魅力的かと語られても自分はそうなれないと思う。

 

暇であれば暇であるだけいいし、レジ横のカウンターで小説を読みながら店番をするような仕事がしたいのである。もちろん今時そんな都合のいい仕事なんて転がっていないのであるが。

もし自分で何かをするのであれば絶対にカフェだ。お気に入りの紅茶を取り寄せて、適当にサンドイッチやケーキを作る。お客さんは何時まで立っていてくれて構わない。

そんな利益を生み出すことを考えないでいいようなカフェあるいはキッチンカーを運営したいのである。

 

さて、このように意識の低い系人間でも社会復帰可能なのか、明日からが見ものである。

正直もう家から出たくないと思っているし、紅茶やコーヒーを飲みながら白黒映画を見て、晩年の続きを読み、ナイン・ストーリーズの考察でもしていたいと思っている。ずっと昨日の延長でいいのだと思っている。それでも一応、外に出ることにする。