toimichi’s diary

思考の整理、のち、趣味

風邪が教えてくれたこと

とてもわがままな話だし、治ったからこそ言える話だけれど、この感情を綴っておきたい。

 

風邪をひいている時の自分のことしか考えられない感じ、自分の体第一となっている感じ、が好きかもしれない。

もちろん風邪をひいている期間はずっとだるくてしんどいので、身体的には早くよくなりたいの一心である。

 

ただそのしんどさ故に自分のことしか考えなくなる。スーパーで買い物するときも値段を気にせず体に良さそうなもの、食べたい、と思ったものを買う。カロリーも気にせずにデザートなんかも買っちゃう。

 

仕事も残業しないように終わり際に手足を伸ばすのはやめにする。

 

SNSも時代を追うためのニュースはどうしても暗い話題が多いので、意図的に見ない。

友人とのやり取りも返信しなきゃ、、と億劫になるのでそもそもアプリを開かない、

そもそも体調がしんどいとここら辺は開く気にならない。

このタイミングで次の休みのお出かけなんかを誘われるとそれは死の誘いになりうる。いつ治るかわからない状態で次の休みを埋めたくないからだ。

 

だからネットに繋ぐのは自分の世界とはかけ離れた世界の娯楽を取り入れるためだけだ。

頭を使わなくていいような動画だけ、視聴する。

 

そして早くお風呂に入り、簡単なストレッチを済ますと布団に潜り込む。

明日には良くなっておくれよ、と願いながら寝込む。

 

好きなものを食べれてお笑い動画を見れること以外は基本的にしんどいという感情しかないのだが、しんどいと感じていることも含めて、

自分の体に二四時間フォーカスを充てている、という状況が、

今、ここ、を生きている気がして好きだ。

 

元気だと、常に未来の予定について考えたり、世界の動向を追って暗い将来を心配したり、過去を思い返したりと、今、ここの自分にフォーカスを当てていることが少ない気がする。

 

別に風邪をひいていなくたって、意識をすれば、今、ここ、の自分に焦点を絞って生きることだってできるはずだ。

そうやって上手に時間を使って今の人生を楽しもう。

風邪が教えてくれたこと。