「移民で読み解く世界史」という本を読んだ。
歴史が大きく動くタイミングは「移民」
世界史なので古代史から近代史、現代まで移民にフォーカスして解説。
「移民にフォーカス」という言い方をしなくても世界史=移民史なのではないか
というくらい、歴史の大きな変わり目は移民によってもたらされていた。
気候変動などの環境要因により、ある民族が同じ場所に定住できないと、より快適な土地を求めて移動する。移動した先で、ニーズを分け合って生きていければいいのかもしれないが、
先住民から大規模に他民族が自分たちのテリトリーに流れ込んでくることは、ただの侵略でしかない。
実際、移動した民族側の行動は野蛮で、先住民を駆逐して自分たちの安寧を築いていたように見てとれた。
侵略された側は、移民と戦って勝てば残り、負ければ駆逐される。もしくは別の土地に移り住み、その先で新しく戦いが生まれるか、、、ということになる。
歴史を通して、移民を受け入れた側(国家)は未来永劫従来の文化を取り戻すことができない。自国の文化を守りたければ少しの妥協も許してはならない。
1点を妥協して受け入れてしまう(土地を分け与えるなど)と、それを突破口としてずるずると乗っ取りが始まってしまう。
アメリカの先住民族はお人好し民族であり、移民に対して寛容的で侵略しようとしてやってきた相手にトウモロコシを分け与えるというなんとも優しい行動にも出たが、最終的に棲家を追われてしまった。
このように、移民の世界史について学べたわけだが、これは今後の日本の政策を考える上で是非皆さんに知っておいてほしいと感じた。
人口減少の対策として外国人労働を多数増やしている日本だが、
この政策の先、いづれ移民たちによって日本の文化が崩されてしまうのは目に見えている。
というか、本を読まなくても、現状そのようになっていることは認識済みだ。
もうこれ以上安易に移民を受け入れるような政策を取らないでほしい。
移民政策は近眼視的政策であり、長期的な日本国の存続を考えれば、安易にとっていい政策ではないのだ。