toimichi’s diary

思考の整理、のち、趣味

短編でより感じる心理描写の巧みさ

短編という短文で、心理描写を巧みに描けるというのは本当に凄いことだと感じた

 

菊池寛の作品が幾つか載せられた本を早速読んでみた。文章量は少ない短編小説である。だがその短文の中で各登場人物の心理が巧みに描写されており、一般人である私ですら一度読んだだけで各人の心境がよくわかった。

 

奇を衒ったような内容ではなく、現実にあるような内容の一部分が反映された、あらすじを言うなら簡単に表現できそうな内容なのだが、

その中で各人の心境や動作について詳細に書かれており、自然とその情景が想像される。これぞまさに一流と言われる所以だなと感じた。

 

日常を送る中でも自分の動作を詳細に、綺麗に、日本語で表現できるようになりたいと思った。