toimichi’s diary

思考の整理、のち、趣味

海外旅行が好きだった理由

昔から海外旅行が大好きだ。家族で毎年、夏と冬に海外旅行に行った。

オーストラリア、グアム、ハワイ、マレーシアの島、など

基本的にはリゾート地に行って家族でいつまでも海に浸かってはしゃいでいた。

 

朝早く起きて持ってきた宿題を開いて数ページ問題を解く。

なんてことは実現せず、スーツケースに入れてきた問題集は毎回異国の空気に触れることなく日本へ持って帰ることになった。

 

朝はとにかくホテルの朝ごはんをさっさと食べて、海へ繰り出す。朝早ければ早いほど綺麗なのだ。

そうやってビーチで遊ぶのがとても楽しかったし、もちろんご飯も美味しいしでそう言う海外旅行は大好きだったのだが、もう一つ、大好きな理由を忘れていた。

 

それは電波が通じないことだった。

昔はスマホではなく、ガラケーであったし、Wi-Fiにつないで云々という考えもなかったので、もちろん携帯は持っていくものの写真を撮ることにしか使えなかった。

日本を出る直前、空港までは電波は通じるのでメールをチェックしたり返信したり。

 

飛行機に乗って国外へ出てしまえばもうメールをチェックすることも無くなった。

圏外になっているので、(高い外国用パケットはもちろん使わない)メールなんて届かないのだ。

それがそれが快適で、誰にも邪魔されない旅行空間にどっぷり浸ることができたのだ。

もちろん海外だから基本的には外国人しか周りにおらず、余計に人目を気にすることもなく、開放感にあふれていた。

 

こう言った、いろんなものからの解放を含めて海外旅行が好きだったのだ。

 

最近では、どこへ行ってもWi-Fiに接続したり、SIMカードを利用することでどこでもネット環境に接続できる。

スマホありきの時代になってしまったから、マップや時刻表など調べるのには重宝するし、

綺麗な写真も撮れるのでその便利さには感謝しているが、

昔のあの開放感を感じるのは少し難しくなってしまったかもしれない。

 

今度、日本の田舎の方に、スマホを持たずに旅行に出かけてみようかな。

同じような感覚が味わえるかもしれない。