toimichi’s diary

思考の整理、のち、趣味

人を説得すると言うこと

相手を説得させるのはなかなか難しい。特に相手の方向性がガンと決まっていると、なかなか正反対の意見なんかは聞き入れてもらえない。

 

今回私は自己主張を100%受け入れてもらうためではなく、視野を広く持って生きてほしいと思ったから友人に自分の考え、根拠となるデータを示した。

 

今回私はワクチンが治験中であり、安全か危険かも判断できないので、少し考えてみてはどうかと言う話を友人にした。

 

ワクチンを危険だから絶対に摂取しないほうがいいと言ったわけではない。

 

それが効果があり、摂取による安全性が危険性を上回ると言う人もいるし、

接種により考えられる危険性の方が大きいと言う人もいる。

受けるので安全性のほうが大きいと考えていると言っていたので、念のため、危険面ではこう言う危険性が疑われているから考えてみたほうがいいよと言った。

感情論にならないようにデータも示して、こう言う危険性もあるらしいよ、と言ったのだが、そもそもそのデータがあっているかどうか怪しいのでその情報は信用する気にならないと言われた。(公式な研究論文や、研究報告書、厚生労働省のデータである。)

 

安全面で考えているデータ元は信用していて、危険性で示したデータ元は信用できないと言われてしまうと、安全性に100%意見が傾いている人を説得するのはなかなか難しいなと感じた。

 

自分の信じているものを否定されているような気持ちになるのだから、そりゃあそうかとも思う。

 

このような場合は、まずは相手と同じ目線に立って議論してみて、徐々になぜそう考えるのか、信頼できるのか、を聞き出したほうがよさそうだ。

 

物事を多角的に見れていると考えている人ほど実は自分の考えに固執していたりするので、相手の意見を先に聞いてあげたほうが良い。

でないと最終的にそんなものは感情の話だから考えを曲げるつもりはない!と話を遮られてしまう。

 

別に絶対的に意見を変えて欲しかったわけではないし、一応危険性も頭に入れてほしいな、と思ったのだが、1割でも頭の片隅に入れてくれたかもわからない。もしくは陰謀論とかそんな言葉で片付けられているかもしれない。

 

でも今回の議論を通して相手を説得すると言うことはいかに難しいかを痛感した。

知見を広げるために情報を与えるだけでも見向きもされないので、説得というのはかなり大変な話だ。